生命保険業における地域構造に関するヒューリスティック研究
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概要
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本稿は,日本の生命保険業における地域構造に関するヒューリスティック研究である。都道府県別のデータを用いて,生命保険会社全社については主要経済指標との相関係数を計算した。生命保険会社各社の都道府県別データを用いて,主成分分析を行なった。得られた主な結果は,全社の相関係数からは,(1)人口密度が高い県ほど,また1人当たり県民所得が高い県ほど,生命保険会社は積極的な活動を行なっている,(2)経営効率の県別格差は小さい,各社の主成分分析からは,(3)地方の県で活発な活動を行なっている,ということであった。
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