水分散系におけるホスファチジルコリンとホスファチジルエタノールアミンの2成分混合物の脂溶性開始剤による自動酸化反応
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概要
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水分散系中, 空気下, 37℃において, 脂溶性アゾ開始剤によるホスファチジルコリン (PC) とホスファチジルエタノールアミン (PE) の2成分混合物の酸化反応を行った。水分散系中におけるPCとPEの相対酸化速度は, 窒素原子団の相違に関わらず, そのリン脂質中の2重のアリル水素の数に依存した。PE/PCモル比の増加は, 水分散系中での酸化反応性の減少をもたらしたが, この原因としてミクロ粘度の増大が推定された。
著者
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三木 啓司
工業技術院 資源環境技術総合研究所 エネルギー資源部炭化水素工学研究室
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矢津 一正
工業技術院資源環境技術総合研究所
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請川 孝治
工業技術院資源環境技術総合研究所
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三木 啓司
工業技術院資源環境技術総合研究所