界面活性剤の光分解 (第19報) : TiO<SUB>2</SUB>/H<SUB>2</SUB>O界面における非イオン性ドデカノイルアミド界面活性剤の光酸化メカニズム
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概要
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半導体光触媒TiO<SUB>2</SUB>を用いたペプチド結合を有するドデカノイルアミド系非イオン界面活性剤の光酸化メカニズムについて研究した。C<SUB>12</SUB>-モノエタノールアミドおよびC<SUB>12</SUB>-ジエタノールアミドの光分解における表面張力の変化, CO<SUB>2</SUB>ガスの発生量, カルボン酸中間体, NH<SUB>4</SUB><SUP>+</SUP>およびNO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>イオンの生成, 光散乱によるTiO<SUB>2</SUB>粒子への吸着状態, ζ電位などを測定した。分子軌道法を用いて, OHラジカルの攻撃位置やTiO<SUB>2</SUB>表面への吸着シミュレーションを行い, 実験結果と比較した。<BR>C<SUB>12</SUB>-モノエタノールアミドおよびC<SUB>12</SUB>-ジエタノールアミドの両者ともNO<SUB>3</SUB>-イオンよりNH<SUB>4</SUB><SUP>+</SUP>の方が多く発生した。プラスに荷電したTiO<SUB>2</SUB>表面へ活性剤中のマイナスに荷電した分子が吸着し, 活性剤分子中の電荷密度の高い位置にOHラジカルが攻撃しやすいことが分った。
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