多項式を用いた地すべり地の地下すべり面形状の推定 : 地すべり地における四次元測量データの利用法
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概要
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第三次クリープ初期からの崩壊発生時刻<I>t</I><SUB>γ</SUB> の予測法について検討した。地すべりおよび斜面崩壊においては, 移動量<I>l</I>と時間<I>t</I>の関係が測定されているのが普通である。この移動量〜時間曲線において, 第三次クリープ初期の単位移動量△<I>l</I>が移動するのに要する時間を△<I>t</I>とすると, △<I>t</I>と<I>t</I><SUB>γ</SUB> との間に次のような関係<I>t</I><SUB>γ</SUB>=<I>a</I>(△<I>t</I>)<SUP><I>n</I></SUP> がみられた。ここに, <I>a</I>, <I>n</I>は定数である。用いたデータは, 7つの現場データである。また, △<I>l</I>として△<I>l</I>=10, 20, 50cmが用いられた。この関係を用いると, 第三次クリープの初期において崩壊発生時刻を概略予測することができる。
- 社団法人 日本地すべり学会の論文
著者
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Hayashi S
Mie Univ. Tsu City
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HAYASHI Setsuo
Faculty of Agric., Mie Univ.
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PARK Bo-Won
Faculty of Agric., Nagoya Univ.
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KOMAMURA Fujiya
Faculty of Agric., Univ. of Tokyo
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YAMAMORI Tsuyoshi
Faculty of Agric., Mie Univ.