水抜孔機能回復に関する一つの試み
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概要
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集水ボーリングは, 言うまでもなく, 地すべりに対処する有効で最も普遍的な工法である。しかし, 経年により孔に挿入した排水パイプ内部の沈泥やパイプに設けられたストレーナー孔が泥土によって閉塞されるなどのため排水機能が低下ないし喪失する事例が少なくない。<BR>このような支障を全方向ジェットノズルと可撓性区間パッカーを用い中圧ないし低圧の気水を噴出することによって, ほぼ完全に取除いた。この機能回復工法は高圧流体を使用しないので, パイプも地山も傷めず, しかも, 機器は短小軽量であり, 経済的に施工できる。
- 社団法人 日本地すべり学会の論文