長野県大鹿村の地すべりと崩壊
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概要
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1961年 (昭和36年) 大西山崩壊が発生し, 落下した土塊が渋川を閉塞した。この圧砕岩の崩落は中央構造線の西側にあたる。<BR>東側では, 結晶片岩類のクリープが見られ, 緩速の地すべりが進行している。平常は顕著な災害がないが, 斜面脚部が削られたり集中豪雨があると大災害となる。<BR>これは大鹿村鹿塩の地すべり報告で, ラドン濃度の計数に論及する。土塊中のラドン濃度は50〜60日周期の増減を示すところがあり, クリープ滑動と一致する。