孕胎中のグッピーにおよぼすフェニトロチオンの影響
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概要
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あらかじめ出産周期を調べてあるグッピーの雌を,出産予定日の5,10,15日前に有機リン系殺虫剤・フェニトロチオンの10ppm溶液に4時間暴露し,その後の出産期日,産まれた仔魚の状態を調べ,また,その体長を測定した。出産予定日の5,10日前に殺虫剤に暴露されたグッピーのほぼ半数に早産がみられ,その割合は,それぞれ32.3%および63.3%であった。一方,出産予定日の15日前に殺虫剤に暴露されたグッピーの出産は正常であった。なお,いずれの殺虫剤の暴露日をみても,仔魚の体長は,殺虫剤処理前のそれに比べて有意に短くなっていた。
- 日本衛生学会の論文
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