頭頸部癌におけるGlutathione S-transferase胎盤型分子種 (GST-π) の発現と放射線照射に伴う変化について : 免疫組織化学的研究を中心に
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概要
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Glutathione S-transferase胎盤型分子種 (GST-π) はヒト癌組織および血清中に発現増加する多機能酵素として注目されている. そこで著者は頭頸部腫瘍患者80例の扁平上皮癌組織と異型上皮および対照正常上皮を対象として, 免疫組織化学的にGST-π発現の有無を検討した. その結果, GST-πは扁平上皮癌に高率に発現し, しかも前癌病変と考えられる異型上皮でも発現する. ただし, GST-πの発現は放射線照射により陰性化するので, 腫瘍マーカーとして利用する場合, 照射前に検索することが必要と考えられた.
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