アダム・スミスの文化継承システムとしての大学論
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概要
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アダム・スミス『国富論』は、名門大学の厳しい批判で有名である。しかしその批判はたんなる大学解体・無用論ではなく、根本的な制度改革の必要性を強調する観点からなされている。彼は大学を社会的分業体制の中に位置づけ、その機能や役割を高く評価、公的資金の導入を容認する側面も持ち合わせている。彼の大学評価の根拠は、大学を学術・文化の継承システムとして捉え、人類史上におけるその積極的な意義を確認することにある。
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