文化施設整備過程における文化指標の研究
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概要
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1970年代後半から多くの地方自治体において、地域における文化振興が盛んに行われるようになってきた。その行政内容としては大半が文化会館を始めとする文化施設の整備であった。現在では、文化行政でのソフト事業の重要性が新たに認識されている。本調査では、文化政策における意志決定過程を数量的に把握するために、都道府県の文化行政担当者に対し文化施設整備過程における110種の指標の重要視度を調査したが、その結果、「予算」「マンパワー」「補助金」「文化関連条例」等の指標が重要視され、住民の「個人所得」「芸術団体の所得」等ミクロ的な経済環境は考慮されていないことが明らかになった。
- 文化経済学会〈日本〉の論文
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