米国におけるパブリック・アート概念の成立 : 嚆矢としてのグランドラピッズ市カルダー彫刻
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
今日的意味でのパブリック・アート概念の成立は、1967年にNEA (全米芸術基金) が「アート・イン・パブリック・プレイス」プログラムを創設したことに起源をもつ。本稿は、このプログラムによる第一号作品として1969年にグランドラピッズ市に設置されたアレクサンダー・カルダーの彫刻「ラ・グランド・ヴィテス」をパブリック・アートの嚆矢と位置づけ、その設置に至る経緯を考察することにより、米国におけるパブリック・アートのオリジナル概念を論じる。
- 文化経済学会〈日本〉の論文