イオン交換樹脂による光学ガラスの分析
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概要
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イオン交換樹脂を用いて,光学ガラス中の金属成分の分析法を研究した.Amberlite IR-120,100〜150mesh,φ1.1×10cmのカラムを1〜2本準備することにより,光学ガラス中のNa,K,Mg,Ca,Ba,Al,Pb,Znを分離することができた.溶離液は塩酸,ギ酸,ギ酸アンモニウム,酢酸,酢酸アンモニウムに限ったから,溶出液の定量は非常に簡単で,特別な処理をせずに,滴定または比色することができた.この方法にしたがって,数種の光学ガラスについて得た分析結果は,普通法とかなりよく一致しており,また,分析所要時間はもっとも長いもので数時間であって,迅速分析に適すると思われる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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