金属補助電極による高炉滓の発光分光定量分析法 : 発光分光分析法による高炉滓の分析(第1報)
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概要
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高炉滓の各成分(ケイ酸,ライム,マグネシア,酸化鉄,アルミナ,酸化チタン,酸化マンガン)を,ライムを内標準とし,写真式発光分光分析法によって定量することを試みた.<BR>試料は200メッシュ以下に粉砕し,2倍量の黒鉛粉末とデン粉溶液(10%)を加え混合し,円盤状銅電極の孔に充填し乾燥したのち,ホイスナー火花にて発光させ,2500〜3600Åの波長のスペクトルを撮影し,2本のカルシウムの標準線を含む各元素のスペクトル線の濃度を測定し,γ消去法によりライムに対する各成分の含有量の比を求め,各成分の和を一定として,それぞれの含有量を求めた.精度は,標準偏差率で,ケイ酸,ライムについて2%,アルミナ,マグネシアについて5%,その他の成分については10%程度であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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