カールフィツシャー滴定によるナイロン中の水分の定量
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概要
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以上の実験でわかったことを要約すれば次のようになる.<BR>ナイロンを冷却器付滴定フラスコ中でクレゾールと共に加熱,溶解し,これをK. F.滴定する方法によれば,<BR>1. 配合剤を含まないナイロン中の水分を±0.05%の絶対誤差で定量し得る.<BR>2. 定量に要する時間は,5試料を同時に処理した場合,約3時間である.<BR>3. 老化防止剤,可塑剤等を含むナイロンにおいては,これら配合剤と,K. F.試薬との反応の有無等を検討してからでなくては,本方法は適用出来ない.
- 社団法人 日本分析化学会の論文