アンダーセンサンプラーによる都市大気中の粒子状物質の粒度分布
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概要
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大気中のエアロゾル粒子の粒度分布を,アンダーセンサンプラーによって測定した結果,都市大気中では,従来から示されていたJungeの指数分布,あるいは対数正規分布に従わないことがわかった.<BR>都市大気中のエアロゾル粒子は,生成源が自然的なものと人為的なものとに区別され,おおよそ二つの母集団からなりたっており,それぞれがほぼ対数正規分布をなしていることを見いだした.<BR>二つの母集団のモード径は0.4〜0.6μ,および3〜5μであった.<BR>また,粒度分布曲線とエアロゾル濃度との間には,一定の関係がみられ,都市大気中におけるエアロゾル濃度の増加は,直径0.4〜0.6μ程度の粒子の生成に原因することが明らかになった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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