かっ鉄鉱中のアルミニウムの比色定量
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概要
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かっ鉄鉱のアルミニウム含量は一般に小さいので,その定量は比色法にたよることになるが,多量の鉄が共存し,かつバナジウムなどを伴っているため,従来発表されている比色法の多くはそのままでは適用できない.おそらくClaassenらの方法だけが直接適用できるただ一つの方法であろう.しかしこの方法は試薬の調製がめんどうであり,操作が煩雑であって,すぐれた方法とはいいにくい.<BR>そこで,HortonとThomasonの示した陰イオン交換法によって目的とするアルミニウムを主成分である鉄から分離したのち,アルミニウムをオキシン抽出法で定量したところ,この方法がかっ鉄鉱中のアルミニウムの定量に適しており,かつ正確であることが認められた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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