放射能の測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ローリッツェン検電器とガイガー・ミュラー計数器についての解説と,その基本的な使用法の説明が,同じ標題で本誌に掲載されてからもはや二年になる.今回は,特に化学分析と縁の深い,いくつかの測定法と,前回に述べられなかったシンチレーションカウンターおよびα線用の電離函について説明しよう.<BR>放射性同位元素(radioisotope以下RIと略す,しかし,正しくはradionuclide放射性核種というべきである)の確認を行うには,その放射能の半減期と,β線の最大エネルギー<I>E</I><SUB>β<I>max</I></SUB>とから判定するのがふつうである.ただし,例えば核分裂生成物(fission product)のように,多くの種類のRIが混合している場合には,そのままでは容易でないから,適当な化学操作によって予めできる限り分属しておく.
- 社団法人 日本分析化学会の論文