発光分光分析法によるケイ酸塩鉱物中のアルミニウム,鉄,マンガン,チタン,カルシウム,マグネシウムの定量
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概要
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窯業原料としての各種のケイ酸塩鉱物中のアルミニウム,鉄,マンガン,チタン,カルシウム,マグネシウムを発光分光分析法により同時定量する方法を検討した.<BR>試料をフッ化水素酸と硝酸で処理後塩酸溶液とし,回転円板電極スパーク発光法で発光した.試料溶液の組成の変動の影響が少なく再現性のよい分析線対はAl2660.4,Al3092.7/Ga2943.6,Fe2599.4,Mn2593.7/Cr 2677.2,Ti3088.0,Ti3349.0,Ca3179.3,Mg2790.8/Be3130.4である.測定濃度範囲は試料0.2gを処理し10m<I>l</I>とした場合,酸化アルミニウム75〜0.4%,酸化鉄,酸化チタン,酸化カルシウム,酸化マグネシウム2〜0.05%,酸化マンガン0.5〜0.01%である.<BR>定量値のわかった数種のケイ酸塩の分析の結果,窯業原料としてのケイ酸塩の分析値として満足できる結果である.分析所要時間は試料溶液調製後約3時間である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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