EDTAの比色定量法 : Co(III)-EDTA錯塩による方法の検討
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概要
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Co<SUP>3+</SUP>-EDTA錯塩は,赤紫色のきわめて安定な錯塩であるが,このCo<SUP>3+</SUP>-EDTA錯塩の生成を利用したEDTAの定量法の検討を行ない,次のような方法を得た.<BR>酢酸-酢酸アンモニウム系の緩衝液を用い,pHを4.00に調節後,0.02molの塩化コバルトを添加.過酸化水素水(30%)を加えて5分間加熱し,室温まで冷却後535mμで吸光度を測定する.測定は2.0〜70.0mg/d<I>l</I>の範囲で可能で,測定誤差はこの範囲で0.5〜1.Omgである.<BR>妨害イオンは銅イオンが著しく,プロムオキシンで除去後測定を行なう.