イオン交換樹脂による銅電解液中のコバルトの定量 : 分析におけるイオン交換樹脂の利用(第5報)
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概要
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鉄(III),亜鉛(II),銅(II),マンガン(II),コバルト(II)の混合溶液を中和後,1%のフッ化水素アンモニウム溶液の適当量を加えると鉄(III)は錯塩を生成して清澄な溶液になる.これをナトリウム型陽イオン交換樹脂に通すと鉄のみ通過してその他の金属は交換吸着される.0.1<I>M</I>のチオ硫酸ナトリウム溶液を通すと銅は溶出される.ついで2.5<I>M</I>塩化ナトリウム溶液を通すことによってZn(II),マンガン(II),コバルト(II)は溶出する.この分離法を銅電解液に応用し,コバルトをニトロソR塩で比色定量した.
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