14大気汚染の測定
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概要
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大気汚染関係の研究報告は益々多くなりつつある.欧洲では従来から引続き煤煙問題に重点がおかれているが,米国では各種工場公害をはじめエンヂン排気など広範囲にわたる研究が進められている.ソ連では許容量の問題が多く見られる.本邦では59年暮,大気汚染研究全国協議会の発足を見,各方面の努力の結集が企図せられ、,また分析法をその第2小委員会が取上げるなどしてようやく独自の開発がなされようとしている.この期間において,大気汚染測定法の単行本もいくつか発行された.分析法に関する総説ではとくに機器による自動記録装置が記述され,またガスクロマトグラフィー(GC法),比色分析法,スペクトル分析法の比較も見られたその他大気汚染の論文集も企画された.