二段ガスクロマトグラフィーによる殺線虫剤CDB油剤および乳剤中の1-クロルー1,2-ジブロムエタンの定量
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概要
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殺線虫剤CDB油剤および乳剤中の1-クロルー1,2-ジブロムエタン(以下CDBと略記)の定量をガスクロマトグラフィーにより検討し,2本の分離カラムの間に四方コックを組み込んだ.二段カラム方式による二次元展開ガスクロマトグラフィーにより良好な分析法を設定した.第一段ガスクロマトグラフは,固定相液体:シリコングリース,カラム温度:120℃,キャリヤーガス:ヘリウム,60m<I>l</I>/min,第二段ガスクロマトグラフは,固定相液体;サモール-2,カラム温度:110℃,キャリヤーガス:ヘリウム,60m<I>l</I>/minで操作し,希釈剤である石油および乳化剤成分からCDB単独のピークを得,アニソール(以下ANと略記)を用いる内標準物質法により,油剤および乳剤中のCDBを回収率99.5〜100.7%,標準偏差0.5〜0.6%で定量できた.