ピロカテコールバイオレットによる希土類元素の吸光光度定量
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概要
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希土類元素はピロカテコールバイオレットと反応して錯体を生成し,pH8.5〜9.0(酢酸アンモニウム-水酸化アンモニウム緩衝液)において一定の吸光度を示し,その吸収極大波長665mμで定量できることがわかった.錯体の組成は1:1であり,pH8.6で665mμにおけるモル吸光係数が10元素について求められた.<BR>コバルト,ニッケル,銅,亜鉛,カドミウム,水銀の妨害はシアン化カリウムによっていんぺいできる.ベリリウム,アルミニウム,スカンジウム,バナジウム,鉛,リン酸イオンは著しく妨害する.0〜120μg/25m<I>l</I>においてベールの法則に従う.
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