けい光X線分析による超硬合金中のコバルト,チタン,タンタル,ニオブおよび鉄の定量
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概要
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けい光X線分析による炭化タングステン系超硬合金および同粉末中のコバルト,チタン,タンタル,ニオブおよび鉄の定量を検討した.粉末試料はそのまま加圧成形して粒度,履歴,マトリックス効果などを調べ,マトリックス効果は無視できるが,履歴,粒度がけい光X線強度に大きく影響することがわかった.しかしながら,これらはばい焼酸化することによって均一化することができた.また合金について,照射表面積とその仕上げ状態の影響を調べた.本法の信頼性について化学分析と比較の結果ほぼ等しいことがわかった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文