1 電気分析
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概要
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本進歩総説は主として1966〜67年にわたる電解法,クーロメトリー,電位差および電導度滴定法に関する最近の進歩を概説したものである.これら電気化学的分析法はポーラログラフィーを含むvoltammetryの進歩と相関連する面が多く,両者に相関連した報告が少なくない.また単に分析法にとどまることなく,電極反応機構など物理化学的領域に関するものが多いことが指摘される.ごく一般的にいって最近の傾向はラジカルなど不安定化学種の分析,非水溶媒,融解塩など特殊な媒体中の分析に興味がもたれ,一方有機物,希土類元素,核物質などへの関心はますます広まっている.装置面ではディジタル化,自動化がますます進んでいる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文