接触反応による微量ヨウ素イオンの定量
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概要
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ピロカテコールバイオレット(以下PVと略記)を試薬とする微量ヨウ素イオンの新接触反応による吸光光度定量法について検討した.PVは塩酸-硝酸酸性において過酸化水素により退色するが,このとき微量のヨウ素イオンが存在すると,これが触媒になり迅速に退色する.一定時間後に550mμの波長で吸光度を測定することにより0.01〜0.1ppm I<SUP>-</SUP>の範囲を定量することができる.<BR>本法の妨害イオンは,過塩素酸,臭素,銅(II),鉄(II)および鉄(III)である.
著者
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牧野 秀夫
名古屋市立大学医学部第一内科学教室
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牧野 秀夫
名古屋市立大学病院中央臨床検査部
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大岩 幸一郎
名古屋市立大学病院中央臨床検査部
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木村 多恵子
名古屋市立大学病院中央臨床検査部
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故木下 弥兵衛
名古屋市立大学薬学部