カドミウム地金中の亜鉛の迅速定量
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概要
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キシレノールオレンジを用いてカドミウム地金中の亜鉛をカドミウム共存のまま直接吸光光度定量する方法を検討した.<BR>まず,共存元素の妨害を除去するために,ビスマス,スズおよびアンチモンには蒸発乾固の処理を行ない,また錯化剤としてカドミウム,銅および鉛にはヨウ化カリウムを,アルミニウムにはフッ化水素アンモニウムを用いて目的を達したが,ニッケル,コバルトの妨害除去法は見いだすことができなかった.なおヨウ化カリウムを錯化剤として用いたとき,遊離するヨウ素はチオ硫酸ナトリウムで還元しその妨害を除いた.<BR>以上のような妨害除去操作を施すことにより,酢酸塩緩衝溶液(pH6.0±0.1)中で波長570mμにおける吸光度を測定し,カドミウム地金中の17ppmの亜鉛を変動係数約2%で迅速に定量できた.
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