高圧熱天びんの試作
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概要
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加圧下における物性変化測定の一つとして,熱重量分析を行なうために高圧熱天びんを試作した.この装置は圧力0〜100気圧,温度0〜1000℃の範囲で使用できる.<BR>加圧下で熱重量変化を測定する場合には,ふんい気ガスの温度変化および試料の体積変化に伴う浮力の変化によって生ずる見かけの重量変化が最も大きな問題となる.この装置では,浮力の変化を電気的に演算する回路を用いて見かけの重量変化を補正した.補正後の重量変化測定の誤差は試料1000mgに対しアルゴン加圧下80kg/cm<SUP>2</SUP>G,温度0〜800℃で±3mg以下である.<BR>この装置を用い,炭酸マンガンおよびシュウ酸カルシウムの加圧下熱分解反応について熱重量測定を行なった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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