有機スズ化合物のガスクロマトグラフィーによる分析
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概要
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ハロゲン化<I>n</I>-ブチル,<I>n</I>-オクチルおよびフェニルスズ化合物をグリニャール試薬で処理して,ハロゲンをアルキル基に置換してから,ガスクロマトグラフィーによって定量した.おのおののハロゲン化スズ化合物を下記のグリニャール試薬で処理したのち,下記条件のガスクロマトグラフで操作して,精度よく分離定量することができた.<BR>ブチルスズ化合物:使用グリニャール試薬,臭化プロピルマグネシウム,充てん剤25%シリコンDC550/セライト545(80〜100メッシュ),分離管長0.75m,分離管温度190℃,キャリアーガス(ヘリウム)流速50m<I>l</I>/min,内標準物<I>n</I>-オクタデカン.<BR>オクチルスズ化合物:使用グリニャール試薬,臭化アミルマグネシウム,充てん剤25%シリコンDCHVグリース/セライト545(80〜100メッシュ),分離管長0.75m,分離管温度280℃,キャリアーガス(ヘリウム)流速90m<I>l</I>/min,内標準物トリオクチルプロピルスズ.<BR>フェニルスズ化合物:使用グリニャール試薬,臭化アミルマグネシウム,充てん剤25%シリコンDCHVグリース/セライト545(80〜100メッシュ),分離管長0.75m,分離管温度260℃,キャリアーガス(ヘリウム)流速50m<I>l</I>/min,内標準物トリフェニルブチルスズ.
- 社団法人 日本分析化学会の論文