ポーラログラフ法によるスズ,鉛,カドミウムの同時定量
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概要
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2<I>M</I>塩化アンモニウム,5m<I>M</I>,EDTA,12%エチルアルコール支持電解質(pH1.3)中で,スズ(IV),鉛(II),カドミウム(II)の半波電位は,-0.97V,-0.46V,-0.67V(対SCE)であり同時定量が可能である.<BR>スズ(IV)の波は4電子還元,拡散律速であり,半波電位は,pHの増加とともに負電位へ移行した.<BR>上記支持電解質中で,スズ(IV)は7×10<SUP>-5</SUP><I>M</I>〜10<SUP>-3</SUP><I>M</I>,鉛(II)は10<SUP>-4</SUP>〜10<SUP>-3</SUP><I>M</I>,カドミウム(II)は4×10<SUP>-5</SUP><I>M</I>〜10<SUP>-3</SUP><I>M</I>,拡散電流は濃度に比例し,合成試料を分析した結果,おのおの相対誤差5%以下で定量できた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文