トリエチルアルミニウムと酸塩化物との反応
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概要
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トリエチルアルミニウムと酸塩化物との反応では, 単量体の反応生成物が得られず, 複雑な重合物の得られることが知られていたが, トリエチルアルミニウムの反応牲を弱めたエーテルおよびピリジン付加物を用いて, 反応を単量体の生成段階で止めることを試み, ジエチルエーテル付加物を用いることによって単量体の第1および第2アルコールを主生成物として得ることができた。また, グリニャール反応でケトンを生成するような立体障害のある酸塩化物との反応では, 還元生成物である第1アルコールのみが得られた。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文