N-アシルアミノニトリル類の加水分解 : アミノ酸の研究 (第4報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
前報において, N-lauroylsarcosineの合成法として, Strecker法の中間体であるザルコシノニトリルをまづラウロイルクロライドでアシル化し, 得られたN-lauroyl-sarcosinonitrileをアルカリまたは酸で加水分解することにより, ニトリルが選択的に反応に与り, N-lauroyl-sarcosineを好収率で得られることを報告した。<BR>今回, 本反応の適用範囲を知る目的で, まづアミノニトリルはアミノアセトニトリル, 同N-メチルおよびN-エチル体に限定し, アシル基を更に長鎖状脂肪酸から短鎖状まで変化させて, 各種アシルアミノニトリルを合成した。これら中間体のアルカリおよび酸に対する反応性を検討し考察を加える。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
著者
-
白井 忠
日本化薬 (株), 医薬部, 薬品研究所
-
蔵重 修二
日本化薬 (株), 医薬部, 薬品研究所
-
蔵重 修二
日本化薬 (株) 医薬部, 薬品研究所
-
白井 忠
日本化薬 (株) 医薬部, 薬品研究所
関連論文
- α, α-ジアルキル置換α-N-アシルアミノニトリル類の反応性 : アミノ酸の研究 (第6報)
- N-アシルアミノニトリル類の加水分解 : アミノ酸の研究 (第4報)
- N-Lauroylsareosineの合成 : アミノ酸の研究 (第3報)
- α-アルキル置換α-N-アシルアミノニトリル類の加水分解 : アミノ酸の研究 (第5報)
- ヒダントインおよびグリシンの合成法 : アミノ酸の研究 (第2報)
- Bucherer-Bergs法によるホルムアルデヒドよりの反応生成物 : アミノ酸の研究 (第1報)