強酸中での有機合成反応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
硫酸を代表とする強酸は最も古くから知られた化学試薬であり, 酸触媒としてまた溶媒としても非常に多くの反応に用いられ, またその反応機構についても多数の研究の蓄積がある。しかもこの分野についてはすでに数多くの成書, 総説があることから本総説では最近見い出された強酸中での有機合成反応に焦点をしぼり述べる。ここで強酸とは酸の解離定数が1×10<SUP>-3</SUP>以上のものをいい, 超強酸 (super acid) とは100%硫酸よりも強い酸をいう。なお超強酸については別に解説がなされるはずであるのではなるべく重複を避けた。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
著者
関連論文
- 環状過酸化物の合成における新展開
- 強酸中での有機合成反応
- 有機合成の新しい溶媒
- 溶媒を用いる化学実験の取扱法と安全心得(中・高・大学における化学実験の安全教育)
- 溶媒和の諸問題 (「合成化学における溶媒の問題」特集号)