ビスラクトン化合物の合成と感熱複写紙への応用
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概要
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2- (4´-ジエチルアミノー2´-ヒドロキシベンゾイル) 安息香酸 (以下DHBBと略す) と4-ヒドロキシ-N-メチルジフェニルアミン (以下HMDAと略す) の等モル反応で3-ジエチルアミノ-7- (N-メチルアニリノ) フルオラン (1) だけでなく, (1) にDHBB1分子がさらに縮合したビスラクトン化合物が生成することを見いだし, ビスラクトン化合物の構造を決定すると共に, DHBB2モルとHMDA1モルの反応を検討することにより高収率でビスラクトン化合物を合成することに成功した。この知見にもとずきビスラクトン誘導体を数種合成し, 感圧記録紙や感熱記録紙に応用しうる有用な化合物を見いだした。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
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