中国・上海における消費者の買物行動特性 : 消費者行動ダイアリー調査(2001. 3)にもとづく実証分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Though faced with the Asian currency crisis in 90s, China keeps the high economic growth rate. In Shanghai, the most modernized region in China, many urban redevelopment projects are under way. They include the Pudong district, which is famous for its newly developed huge New Town with a city center of skyscrapers, and many urban renewal programs at the old city center area near Nanjing Road, which has been recently renovated as the pedestrian walkway with colored tiled pavement. Many parts of Shanghai, whether they are new or old, are drastically changing their physical figures.On the other hand, retail business categories such as convenience store, supermarket, and hypermarket, which are new for China, have emerged and spread out rapidly. In fact, the first convenience store opened just three years ago, but now more than 1, 000 convenience stores are running. Consumers in Shanghai have adapted to these rapidly changing retail environments. It is no exaggeration to say that the future spatial structure of urban retail system will hinge on the course of the changes of consumer behaviors.Few studies, however, have been carried out to empirically clarify the actual behavior of consumers at urban China. With this in mind, for the first time we have conducted two surveys on consumer behaviors in Shanghai. One is the on-site survey on consumer shop-around behavior at the city center retail environment near Nanjing Road and the other the home-based diary survey on shopping behavior of consumers at suburban residential areas.Based on the latter diary survey, this paper tries to clarify the characteristics of consumers shopping behaviors. We first classify shopping destinations into three categories: neighborhood shopping street, suburban shopping center, and central commercial district. Then we analyze how consumers allocate their shopping trips and expenditure among these three categories.Using above micro-data of consumers behavior, we have shown that the central commercial district is characterized by less frequent with high expense shopping behavior and the neighborhood shopping street by high frequent with less expense shopping behavior. We also have shown that the difference of the age and income of consumers leads to different allocation patterns of shopping trip and expenditure among three destinations. In particular, we have shown that the shopping behavior of the age group of lOs to 20s is quite different from other age groups above 30 since they are much oriented to central commercial district in contrast to the other age groups oriented to neighborhood shopping street.
- 日本地域学会の論文
著者
-
栫井 昌邦
福岡大学経済学部
-
五十嵐 寧史
福岡大学経済学部
-
斎藤 参郎
福岡大学経済学部
-
石橋 健一
慶應義塾大学総合政策学部
-
中嶋 貴昭
福岡大学都市空間情報行動研究所
-
斎藤 参郎
福岡大学都市空間情報行動研究所
-
斎藤 参郎
佐賀大学経済学部
-
王 徳
同済大学 都市計画系
-
石橋 健一
慶應義塾大学
関連論文
- 入学試験における併願状況表からの学科併願構造の分析
- 店舗の新規ブランド導入戦略支援のためのアソシエーションルールマイニング : 店舗に対する追加ブランドのリコメンデーションのための新しい手法の考察
- アプリオリアルゴリズムを活用した店舗のブランド選択の意思決定に関する考察
- ブランド戦略策定支援のための応用協調フィルタリング法
- 商業施設選択に関する消費者の意思決定の因果構造モデリング
- 経済学的アプローチによる災害応急居住支援の制度分析の試み
- 31. 大規模震災後の住宅供給について(G.大都市大震災軽減化特別プロジェクトなど,口頭発表)
- 都市再生機構による特定業務代行方式の制度分析
- 大都市近郊居住地における災害時の在留者数の推計
- 15. 2001年1月インドグジャラート州カッチ地震の住宅の応急対応と再建(G.大都市大震災軽減化プロジェクト,ポスター発表)
- 7222 生活行動調査データを用いた緊急対応活動への参集率推定の試み(防災GIS・シミュレーション,都市計画)
- 津波避難対策のマルチエージェントモデルによる評価
- マルチエージェント型避難モデルの特性評価
- 消費者行動と都市エクイティ(2) (平成16年度〔日本不動産学会〕秋季全国大会(学術講演会)ワークショップ)
- 来街頻度に基づく販売額予測非集計回遊マルコフモデルの構築-小倉都心商業地区への適用-
- 来街者調査ベースポアソン回帰集客数予想モデルの提案とその応用 : 小倉都心再開発に伴う入込み客数および消費者回遊パタンの変化予想と評価
- 説明変数を含んだマルコフチェインモデルによる都心再開発に伴う消費者回遊行動の変化予測 (1992年度〔日本都市計画学会〕学術研究論文集)
- ワークショップ GISは環境共生と交流の地域づくりに貢献できるのか? (テーマ 環境社会マネジメントと新しし計画行政) -- (特集 〔日本計画行政学会〕第29回全国大会)
- 研究報告セッション 都市アメニティ (テーマ 環境社会マネジメントと新しし計画行政) -- (特集 〔日本計画行政学会〕第29回全国大会)
- 消費者行動アプローチによる都心カフェの経済効果の計測 : 都心カフェ利用者の回遊行動特性に着目して
- ベイジアンネットによる店舗間回遊行動の確率的推論
- ベイジアンネットを用いた都心買物回遊行動データからの情報抽出 (テーマ:特集「ベイジアンネットワーク」および一般)
- 13. 地震に対する事業所の防災能力調査(C.防災計画と対策(2),口頭発表)
- エージェントモデルによる災害時避難行動シミュレーションの試み : 湘南海岸における事例(地震被害軽減のための戦略的アプローチ)
- 来街地ベースデータにもとづく都心部来街者の出向頻度特性ルールの抽出
- マンションの名称からみた福岡都心住宅地名の勢力圏分析--住宅地のエクイティ分析の試み (平成16年度〔日本不動産学会〕秋季全国大会(学術講演会)ワークショップ) -- (消費者行動と都市エクイティ(2))
- 消費者行動と都市エクイティ(1) (平成16年度〔日本不動産学会〕秋季全国大会(学術講演会)ワークショップ)
- 決定木分析による都市型アミューズメント施設の来訪者特性評価
- Choice-basedサンプリングにもとづく入口来街頻度と回遊ODパタンの同時逆推定法の動学化(消費者行動分析)
- 書評 神頭広好著「駅の空間経済分析--3大都市圏の主要鉄道を対象にして」
- 来街地ベース不完全データへの入口来街頻度と回遊パタン同時逆推定法の拡張と評価
- 歩行履歴からの歩行者類型の推定 : 情報量にもとづく分析(消費者行動分析)
- ワークショップ 歴史まちづくりにおける市場機構の活用 ([日本不動産学会設立]25周年記念シンポジウム 歴史的景観の保全と経済開発--市場機構を活用した歴史まちづくりの挑戦)
- 消費者回遊行動からみた都心カフェの機能と経済効果(消費者行動分析)
- 都心における買物客の時間価値の計測とその応用--福岡都心100円バス導入による交通分担率の変化の事前・事後予測への適用
- 来街地ベースパーソントリップ調査によるODパタンの一致推定法
- 都心商業空間における商業施設への消費者来街者数と回遊パタンの同時推定逆問題について
- 来街地ベースサンプリングによる都心商業地への入込者予測モデルの構造と評価
- 九州広域観光ル-トの抽出と分析 (1992年度〔日本都市計画学会〕学術研究論文集)
- 消費者行動調査にもとづくモノレール開通の影響予測 : ―那覇市でのケーススタディ―
- 第1回那覇都心部における消費者行動調査結果報告
- 消費者行動からみた上海の業態別小売市場分析--上海における小売業態別来店者購買行動調査(2002.3)による実証分析
- 市街地再開発事業のリスク評価
- 基調講演 回遊と都市エクイティ (公開シンポジウム まちブランドの再構築による都市再生--大梅田ブランドの形成を核とした大阪の活性化にむけて)
- 小西高弘教授 古稀・退職記念号の発刊にあたって (小西高弘教授 退職記念号)
- 福岡市天神地区における商業施設間の空間的連鎖関係の分析
- パネルディスカッション:ディスカッション (シンポジウム 子孫に伝えたい魅力あるまちづくり--個性のあるまちブランドの醸成)
- 基調講演 まちブランドの評価と消費者行動 (シンポジウム 子孫に伝えたい魅力あるまちづくり--個性のあるまちブランドの醸成)
- 地下鉄開通による都心への経済効果の予測 : —消費者行動アプローチにもとづく福岡都心部でのケーススタディ—
- 上海市中心商業地南京路における消費者行動に関する研究
- 都市消費者の買物行動の国際比較分析 : —— 上海,台北,福岡の消費者の典型7品目に対する購買行動および外食行動の比較 ——
- 路面店集積商業地における回遊を考慮した売上高予測と路線化予測--来街地調査にもとづく回遊パターンの一致推定法と大名地区内路線価予測への応用 (平成16年度〔日本不動産学会〕秋季全国大会(学術講演会)ワークショップ) -- (消費者行動と都市エクイティ(1))
- 台北市における消費者の日常の購買行動特性 : ―業態別小売店舗への来店者購買行動調査 (2002. 03) にもとづく実証分析―
- 買い回り行動における最大支出位置(消費者行動分析)
- 隠れマルコフモデルによる地区間歩行者流動パターンの動的推定--福岡市都心部での大名・国体道路・今泉地区への適用
- 来街地ベース調査によるODパターンの一致推定法の応用--福岡市大名地区での回遊パターンの推定
- 消費者回遊行動から見た大規模再開発による都心の構造変化に関する実証的研究
- 中国・上海における消費者の買物行動特性 : 消費者行動ダイアリー調査(2001. 3)にもとづく実証分析
- 機会費用による中心商業地河川の価値の計測の試み : 北九州市都心紫川への消費者回遊行動アプローチの応用
- 回遊パタンによる地下空間の内部構造評価に関する研究
- 都心における買物客の時間価値の計測とその応用-福岡都心100円バス導入による交通分担率の変化の事前・事後予測への適用-
- 来街地べース不完全データへの入口来街頻度と回遊パタン同時逆推定法の拡張と評価
- 来街地ベースパーソントリップ調査によるODパタンの一致推定法
- 都心商業空間における商業施設への消費者来街者数と回遊パタンの同時推定逆問題について
- 来街地ベースサンプリングによる都心商業地への入込者数予測モデルの構築と評価
- 隠れマルコフモデルによる地区間歩行者流動パターンの動的推定-福岡市都心部での大名・国体道路・今泉地区への適用-
- 消費者回遊行動から見た大規模再開発による都心の構造変化に関する実証的研究
- 不動点アルゴリズムを用いたダイナミカルハフモデルの競争均衡商業床空間分布の計算 (1992年度〔日本都市計画学会〕学術研究論文集)
- 都道府県情報力の指標化とその経年変化--都道府県間情報交流量マトリックスの分析(1975〜1983) (1989年度〔日本都市計画学会〕学術研究論文集)
- 形態素解析とアプリオリアルゴリズムの2段階適用による来訪者の街に対する評価情報の抽出
- 画遊特化係数による消費者回遊行動に対する来街交通機関別インパクトの計測
- 基調講演 回遊による都市再生--行動から情報へ (日本不動産学会設立20周年記念事業シンポジウム)
- 回遊行動からみた都心100円バスの経済効果の推計 : 福岡都心部におけるケーススタディ
- 消費者の回遊行動からみた街づくり
- 消費者の回遊行動から見た都心構造の分析(特別セッション ゆとりある都市生活とOR(4))
- 不完全デ-タのもとでの年齢別男女別地域間人口移動テ-ブルの推定法 (1990年度〔日本都市計画学会〕学術研究論文集)
- 都心空間における回遊行動の回遊距離分布関数の推定 (1989年度〔日本都市計画学会〕学術研究論文集)
- 都心空間における回遊行動の回遊目的生起順序について
- 回遊特性からみた都心空間評価の試み--佐賀市におけるケ-ススタディ-
- 正値逆比行列を用いた順序付き多肢選択デ-タの比率尺度構成とその分解法--順序付き多肢選択デ-タの解析法-1-
- 行政プランナーの役割型生長経路と配属部門履歴評価
- 行政プランナ-の役割型生長経路 (昭和57年度 日本都市計画学会学術研究発表会論文集-17-)
- 行政プランナ-の役割型生長経路 (昭和57年度〔日本都市計画学会〕学術研究発表会論文集-17-)
- 計画システムの形成,形態及び機能要件に関する考察--行政プランナ-の条件適合行動理論にむけて (都市計画の実現に関する研究的課題)
- 計画システムの形成,形態及び機能要件に関する考察--行政プランナ-の条件適合行動理論にむけて (都市計画の実現に関する研究的課題)
- 地方政府と戦略的選択:公的計画過程へのO・R的アプロ-チ(Local Goverment & Strategic Choice;An Operational Reserch Approach to the Processes of Public Planning.1968)
- 都市行政組織における計画担当役職者の技能の自己評価と計画部門の機能遂行度--首都圏の中小都市における調査研究 (昭和51年度〔都市計画学会〕学術研究発表会論文集-11-)
- 計画組織設計理論へのアプロ-チ (都市経営と行政サ-ビス)
- 計画組織構成員の仕事への関心度と技能の自己評価-1-首都圏の中小都市における実態調査 (昭和49年度(第9回)都市計画学会学術研究発表会論文集)
- 来街地ベース調査によるODパターンの一致推定法の応用 : 福岡市大名地区での回遊パターンの推定
- 書評 神頭広好著「駅の空間経済分析--3大都市圏の主要鉄道を対象にして」
- 都市再生機構による特定業務代行方式の制度分析
- 消費者行動と都市エクイティ(1) (平成16年度〔日本不動産学会〕秋季全国大会(学術講演会)ワークショップ)
- 消費者行動と都市エクイティ(2) (平成16年度〔日本不動産学会〕秋季全国大会(学術講演会)ワークショップ)
- 消費者行動からみた上海の業態別小売市場分析--上海における小売業態別来店者購買行動調査(2002.3)による実証分析
- 日本の身元確認システムの問題 : 東日本大震災における住民基本台帳ネットワークの課題
- 回遊アプローチによる中心市街地駐車場政策に関する研究 : リトルの公式を用いた福岡都心部天神地区内の駐車台数の需給バランス分析
- 宮崎都心部には1日何人の人が訪れているのか? : 来街地ベース回遊パターン一致推定法を用いた宮崎都心部への純入込来街者数の推定と応用