雪下かんらんの肥大について
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概要
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北陸, 東北の積雪地帯では, 以前からかんらんの雪中栽培が行なわれているが, これらの生理・生態についての詳細な報告はない.<BR>筆者等は, 積雪地帯の生鮮そ菜の重要性を考え, 積雪下のかんらんの生態について, 積雪深の異なる新潟県下の4地点を選び試験を行なった.<BR>その結果, 生育ステージの若いかんらんは積雪下の暗黒条件でも結球重の増加が行なわれることが判った. この結球重増加は外葉の乾物重, total soluble solidの減少, 外葉除去処理による結球重の増加の停滞から, 外葉からの養分転移によるものである.
- 社団法人 日本雪氷学会の論文