新型雪庇吹き払い棚の開発について
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概要
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本邦の多雪山岳地帯では冬期, 強い季節風を伴う吹雪によって, 尾根や陵線の風下側に雪此や吹き溜まりが発生し, 鉄塔脚部の部材が積雪の沈降力や移動圧によって損傷を受ける場合がある.<BR>本柵は, 雪庇や吹き溜まりの発生メカニズムに着目し, 従来と異なった空気力学的風向変換翼群を主構成とした吹き払い柵を創作し, 風洞実験による事前調査後, 現地試用確認調査を実施した結果, 当初の目的に沿う機能を有することが確認出来, これ等の経過を要約したものである.