橋出血を合併した脳静脈性血管腫
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概要
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症例は53才,主婦で複視および右片麻痺にて来院.神経学的所見では左外転神経麻痺,右上下肢の筋力低下,右足裏部の温痛覚低下を認めた.非造影頭部CTにて左側橋部に出血像を,発症2カ月後の造影CTおよびMRI像にて同部に異常血管を認め,脳血管造影では同部に静脈性血管腫が描出された.文献上,橋出血合併例は5例の報告しか存在しないが,まれとはいえ出血の成因としての本症の存在が強調された症例と考えられた.
著者
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谷村 悠
上野市民病院内科
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塚本 久和
上野市民病院内科
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中島 一夫
上野市民病院内科
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高場 仁
上野市民病院内科
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田中 英樹
上野市民病院内科
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竹林 重人
上野市民病院
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竹沢 英郎
上野市民病院内科
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高橋 岳夫
上野市民病院内科
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清水 健夫
三重大学医学部脳神経外科
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竹林 重人
上野市民病院内科
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