発作性寒冷血色素尿症の1例
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概要
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症例は62歳,男性.冬期に先行感染なく発熱・筋肉痛出現.夏期発熱なく秋より再発.黒色尿(一), RBC 284万/μl, Hb 10.9g/dl, LDH 1159U/l, HPT 10.5mg/dl未満, Donath-Landsteiner (D-L)抗体陽性で発作性寒冷血色素尿症(PCH)と診断した.寒冷回避とprednisolone 45mg/日で発熱・貧血改善. PCHは小児が先行感染後一過性に罹患する急性型が多いが,本例は発症1年後もD-L抗体陽性で先行感染のない慢性型成人例のまれな例と考えられる
著者
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藤 明彦
聖霊病院内科
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西脇 淳
聖霊病院内科
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高田 亨
聖霊病院内科
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大橋 修子
聖霊病院内科
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木下 裕子
聖霊病院内科
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花井 士郎
聖霊病院内科
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鳥山 和彦
聖霊病院内科
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日吉 泰雄
聖霊病院内科
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前田 憲希
聖霊病院内科
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