1.症状に選択性をもったニューロパシー : 3)深部感覚神経障害を主体とするニューロパシー
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
臨床的に深部感覚障害を把握するには振動覚,位置覚の検査の他, Romberg試験や指鼻試験,指探し試験などを行う.深部感覚障害を伴う末梢神経障害の病変の主座として,末梢の感覚神経の他,後根,後根神経節や脊髄後索内の1次感覚ニューロンの障害などがある.その中には癌性ニューロパシー, Sjögren症候群に伴う深部感覚障害優位のニューロパシーなど,内科領域の疾患に伴うものがあり,その病態の理解は重要である.