意識障害にて発症したmeningeal myelomaの1例
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概要
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症例は49歳,女性. IgGλ型の多発性骨髄腫であったが,発症当初から髄膜刺激症状を認め,意識障害も出現した,血漿交換療法を施行するも反応なく急速に昏睡へと移行し,脳CT上,多発性低吸収域を残した.また髄液中に異型形質細胞と単クローン性蛋白の出現が認められ, meningeal myelomaを合併したものと思われた.骨髄腫の髄膜侵襲と考えられるmeningeal myelomaは非常にまれな疾患であり,本症は貴重な症例と思われた.
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