特異な脳内石灰化を伴い,透析脳症様症状を呈した1症例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は35歳,女性. 14年の血液透析歴とアルミニウムゲル服用歴がある.上下肢にミオクローヌスおよび構語障害が出現し入院した.病的反射なく,髄液所見は正常.脳波は全誘導で高振幅徐波がみられた.血中アルミニウム値は高く,デフェロキサミン負荷での上昇も大きい.以上は透析脳症に合致する所見であるが大脳灰白質と白質の境界に多発する脳内石灰化を併発している点は従来報告がない.
著者
-
田村 禎一
横須賀井済病院内科
-
宮崎 弘
横須賀井済病院内科
-
中西 太一
横須賀井済病院内科
-
小沢 潔
横須賀井済病院内科
-
福留 裕一郎
横須賀井済病院内科
-
木嶋 祥麿
横須賀井済病院内科
-
東海林 隆男
横須賀井済病院内科
-
笹岡 拓雄
横須賀井済病院内科
-
久保 田智
横須賀クリニック