発症後早期にMRIにて特徴的所見を呈した日本脳炎の1例
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概要
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症例は49歳男性. 1991年9月4日熱発. 5日夕より意識障害出現.髄液:細胞,蛋白の増加.頭部CT正常. 6日のMRIで左黒質と視床にT2延長像を認め,日本脳炎を疑った.血清抗体価の有意の上昇(CF: <4→8, HI: 20→160)から日本脳炎と診断した.従来,病初期のMRIの報告はないが,神経症状発症後30時間で特徴的所見が描出可能であったことから,脳炎の鑑別診断として,発症後早期にMRIを行うことが重要と考えられた.
著者
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竹原 康雄
聖隷三方原病院放射線科
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湯浅 肇
聖隷三方原病院 総合診療内科
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井戸 克己
聖隷三方原病院総合診療部内科
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福井 幹陽
聖隷三方原病院総合診療部内科
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大島 伸一
聖隷三方原病院 総合診療内科
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後藤 幸一
聖隷三方原病胸部外科
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湯浅 肇
聖隷三方原病院総合内科
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若林 宏和
聖隷三方原病院総合内科
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松影 十詩子
聖隷三方原病院総合内科
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小山 田浩
聖隷三方原病院総合内科
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市川 信通
聖隷三方原病院神経内科
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坂本 政信
静岡県西部医療センター神経内科
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