脱水及び高脂血症治療薬により横紋筋融解症をきたした二次性カルニチン欠損症(血液透析患者)の1例
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概要
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症例は42歳,男性.血液透析歴4年. 1年前より減量目的で入浴発汗し,筋肉痛と左上肢帯筋萎縮が出現.ベザフィブレート内服後,著しい筋肉痛と脱力が生じ, CPK:著増.服薬中止で筋肉痛とCPKは減少.生検で筋線維内の脂肪蓄積を認め,血清総カルニチンと遊離カルニチンは減少していた.腎不全でのべザフィブレート使用の注意を喚起すると共に,透析患者の筋障害にはカルニチンを含めた多面的検索が必要と考え報告した.
著者
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