両側突発性難聴にて初発した脳底動脈血栓症の1例
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概要
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症例は58歳,男.両側の難聴のみを主訴に来院.当初,突発性難聴として高気圧酸素療法を行い著効したがその後,構音障害,右片麻痺を呈し階段状に進行して脳底動脈血栓症と診断するに至った.一般的に脳血管障害では難聴(とくに両側性)を呈する例は極めてまれであり,治療上いわゆる特発性突発性難聴との鑑別が重要であると考えられた.また本症例は突発性難聴の発症機序として血管障害説を支持するものと考えられたので報告する.
著者
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