パルボウイルス感染による無形成発作をきたした遺伝性球状赤血球症の1例
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概要
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症例は37歳女性.すでに遺伝性球状赤血球症と診断されていたが,感冒様症状とともに貧血が増強した.パルボウイルス抗体が陽性で,骨髄では赤芽球系が4.8%と著減していた.パルボウイルス感染による無形成発作と考え,輸血とプレドニゾロンの投与で,貧血が改善した.先天性溶血性貧血の患者において急速に貧血が進行する場合は,パルボウイルス感染を疑う必要があると考えられた.
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