慢性関節リウマチ患者における負荷指尖容積脈波法および皮膚電気反射による研究
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概要
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リウマチ性疾患においては種々の組織,臓器に小血管病変が存在することはすでに知られている.著者は慢性関節リウマチ患者の血管病変を追究するため,呼吸曲線,光電管指尖容積脈波,心電図,皮膚電気反射曲線を同時に記録しつつ負荷を与え,相互間の関係,負荷前後の変化を検討した.負荷方法としては, 1)反応性充血テスト, 2)冷水テスト, 3)言語刺激による皮膚電気反射である.その結果,対照に比較し,慢性関節リウマチ患者では血管の異常反応が認められた.このことはリウマチによる小血管病変に基づくものと思われる.
- 社団法人 日本内科学会の論文