ポーラログラフ蛋白活性にかんする臨床的研究
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概要
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ポーラログラフ蛋白活性による癌判定は他の癌反応よりも陽性率が高く,臨床的に癌反応として用いられている.これを各種疾患に行ない,検討した結果,二,三の疾患の鑑別,並びに診断に役立つことを知ったが,反面において,炎症性疾患などでも陽性を示すものが相当あり,これが本反応の欠点にもなっている.そこで高活性を示す炎症性疾患,悪性腫瘍に治療(手術,放射線治療,制癌剤,抗生剤投与)を行ない,経時的に観察することにより,両疾患の活性変動態度の異なることを見出し,これを応用し両疾患の鑑別を行なうに良き結果をえた.また,これと共に,両疾患の治療効果判定,予後推測にも,経時的に本反応を行なうことが良い指針を与えることを知つに.
- 社団法人 日本内科学会の論文
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