KIK因子の胆汁流出に及ぼす影響に関する実験的研究
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概要
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先に著者は手術により摘出した癌組織,癌患者尿および癌患者体腔液より佐藤氏法により抽出した癌毒素を用いて,犬の胆汁流出に対する影響について観察し,著しい胆汁流出の変化があることを発表した.今回はKIK反応と同様の手技によつて得たKIK因子を,一次的胆管胆嚢瘻設置健康麻酔犬に静注し,胆汁流出に著しい変化が起こることを明らかにした.これにより胃癌の疑いある患者より材料を得てKIK反応と本法を併用するときは,胃癌診断にさらに確実性を増すことができると考える.
- 社団法人 日本内科学会の論文