白血球ペルオキシダーゼに関する研究
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概要
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白血球ペルオキシダーゼに関して,ビタミンCを用いる清水らの染色法により,好酸球を3型に分類,ソーン試験と比較,その臨床的意義を再考するとともに,実際にペルオキシグーゼを膿汁中より取り出し電気泳動により分離,超遠心によりその沈降常数を算出して分子量を推定,鉄含量を測定し,その性質について力タラーゼ, Trypsin,熱,放射線等の影響を活性などの面より検討,またその作用に関して,ヒスタミン固定作用はみとめられないが,数種Toxinに対して解毒的に作用することを確認し,酵素作用には2価の鉄イオンが重要な役割を果していることをたしかめ,白血球ベルオキシダーゼの生体内における存在意義について若干の究明を行なつたものである.